平成24年2月(第11回)記述

【問題1】長期修繕計画の策定及び見直し等に関する次の文章の(①)から(⑤)に該当する最も適切な語句を、下記の選択群から選び、該するアからコまでの記号を解答欄に記入しなさい。

(解答)

マンションの快適な居住環境を確保し、資産価値の維持・向上を図るためには、適時適切な(①維持修繕)を行うことが重要である。特に、経年による劣化に対応するために、あらかじめ(②長期修繕計画)を策定し、必要な(③修繕積立金)を積み立てておくことが必要である。管理組合は、維持修繕を円滑かつ適切に実施するため、(④設計)に関する図書等を保管することが重要である。また図書等について、マンションの区分所有者等の求めに応じ、適時(⑤閲覧)をできるように配慮することが望ましい。

 

[選択語群]

ア.設計  イ.修繕積立金  ウ.貸出  エ.改修  オ.長期修繕計画  カ.施工計画  キ.維持修繕  ク.管理費  ケ.工事  コ.閲覧

 

【質問2】マンションの外壁塗替え工事において調査診断から工事の実施までの流れの計画に関する次の文章の()から()に該当する最も適切な語句を、下記の選択語群から選び、該当するアからコまでの記号を解答欄に記入しなさい。

(解答)

塗装材料による仕上げの外壁面は、経年により劣化が進行し、(①美装)・保護・機能等の役割の低下は避けられず、適切な時期に、外壁仕上げの劣化度とその状況を(②調查)・診断し、その結果を受けて、修繕の要否を判定する。要修繕工事の場合、修繕工事の設定にあたり修繕塗装設計をする場合の検討事項は、既存塗膜の(役割)の確認、種類の判定等を行うことであり、その劣化度に応じた修繕(方法)を適切に選定し、修繕仕様書を作成する。

施工段階では、設計図書の一部である修繕仕様書の所定の水準を保持・確保する工事を実施し、決定している工期内に安全に工事を完了するために、詳細に施工(⑤要領書)を作成し、それにもとづく工事を実施しなければならない。

 

〔選択語群〕

ア.美装  イ.診断  ウ.判断  エ.仕様  オ.調查  カ.役割  キ.方法  ク.施工  ケ. 図書  コ.要領書

 

【問題3】次の1から5の文章の()から()に該当する数値を解答欄に記入しなさい。

(解答)

1.マンションの共用廊下の幅員は、住宅性能表示制度の等級5では(①1.4)m以上が望ましいものとして示されている。

2.マンションの共用段の幅員は、長寿社会対応住宅設計指針では、できる限り有効幅員を(②1.2)m以上としている。

3.エレベーターホールの寸法について、住宅性能表示制度の等級3以上では、一辺(③1.5)m以上の正方形空間の確保が規定されている。

4.建築基準法施行令の改正が昭和(④56)年6月に施行され、耐震基準が現在のものに変更されている。

5.新築のマンションについては、屋上の高置水槽に自重の(⑤1.5)倍の水平力が加わっても、転倒・脱落しないことが基本的な基準となっている。

 

【問題4】埋設管の腐食劣化に関する次の文章の()から()に該当する最も適切な語句を、下記の選択語群から選び、該当するアからコまでの記号を解答欄に記入しなさい。

(解答)

埋設管の外面腐食には(①全面)腐食と(局部)腐食があり、一般的に進行は(①全面)腐食の方が緩やかである。(②局部)腐食の多くは、(③マクロセル)腐食と呼ばれるもので、(④アノード)部から鉄が溶出して食するものであり、中でも(コンクリート)接触腐食は進行が速い場合が多い。

 

[選択語群]

ア.全面  イ.全体  ウ.局部  エ.同所  オ.カソード  カ.アノード  キ.マクロセル  ク.鉄筋  ケ.土壌  コ.コンクリート

 

【問題5】消防法は、経済的負担を考慮に入れ、建築物の構造自体に手を加えることなく設置又は変更できる消防用設備について、既存建物であっても現行法令の規定に適合するよう消防用設備等の設置を必要とする『既存訴求遡及適用』の規定がある。

また、共同住宅において、この適用となる設備を二つあげ解答欄に記入しなさい。

(解答)

・消火設備  ・警報設備  ・避難設備  ・消火活動上必要な施設

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