平成21年2月(第8回)記述

【問題1】コンクリートの中性化速度の表示式として、「既存マンション駆体の劣化度調査・診断技術マニュアル」(独立行政法人建築研究所)等に示される下記の簡便式を用いて、新築後36年を経過したマンションの中性化実測値(深さ12mm)から新築後100年時の中性化予測深さ(C100)を計算し、解答用紙に計算式と答えを記入しなさい。

=

C:中性化深さ(mm) t:経過年数(年) A:中性化速度係数(m/年0.5

(解答)

計算式 A=12/√362(mm/√年)

100=2×√100=20mm

 

答えC100=20mm

 

【問題2】鉄筋コンクリート造建築として、コンクリートを建築物に用いた場合における長所を3つ、短所を2つ、例に従い解答欄に記述しなさい。

 

解答例 長所:鋼材との相性が良い

注:解答例は除くものとし、長所3つ、短所2つ以上の記載は全て採点の対象外となります。

(解答)

長所

・圧縮強度が高い  ・剛性が高い  ・成形性が良い  ・経済性に優れる  ・材料を得やすい  ・水により簡単に硬化する  ・耐火性がある

短所

・引っ張り強度が小さい(低い)  ・ひび割れが生じやすい  ・重量が大きい  ・解体・廃棄が困難  ・まだ固まらない状態の性質が施工性に大きく影響する

 

【問題3】次の文章は、設備の機能的劣化について述べたものである。文中の()から()に該当する最も適切な語句を下記の選択語群から選び、該するアからコまでの記号を解答欄に記入しなさい。

(解答)

給排水設備機器・配管の機能的劣化の主原因は金属の腐食劣化である。金属は酸素と共存すると、(①酸化物)に変化しようとする傾向がある。これが腐食現象で、金などのわずかな貴金属を除いて、ほとんどの金属は、水などの電解質と酸素の存在による電気化学作用によって腐食してしまう。

腐食発生の機構を鋼管を例にとって説明する。金属はそれぞれ固有の電位をもっていて、鉄もある電位をもっている。鋼管の内表面の環境は、すべての面が同じ状態ではないため、異なった環境下では電位が異なり電位差が生じる。また、鋼管の内面は水と接しており、水は電導体のため、腐食電池回路が形成され、この電池回路の電流が水中に流出する部分((②アノード)部)と、流入する部分((③カソード)部)で電気化学反応が起き腐食が発生する。

この現象は、(④異種金属)どうしなどで電位差が大きい場合ほど、腐食電流が大きくなり腐食速度も増大することになる。これを(④異種金属)接触腐食といい、(④異種金属)の配管を接続すると、急激に腐食する。これを防ぐには、(④異種金属)どうしを絶縁することである。

合成構脂管は腐食しないが、劣化現象としては、振動・伸縮の繰返しによる疲労割れ、経年劣化による強度の低下、一定の外力が加わるときに時間と共に徐々にその変形が増していく(⑤クリープ)現象などがある。

 

選択語群

ア.サプライ  イ.異形金属  ウ.アノード  エ.クリープ  オ.酸化物  力.異種金属  キ.塩化物  ク.スケール  ケ.水和物  コ.カソード

 

【問題4】次の1から5の文章の①から⑤に該する最も適切な数値を下記の選択語群から選び、該当するアからサまでの記号を解答欄に記入しなさい。

(解答)

1.建築基準法において、避雷設備で保護しなければならないのは、安全上支障のない場合を除き、建築物の高さ①20mを超える部分である。

2.消防法において、防火管理者を設置しなければならない共同住宅の居住者数は②50人以上である。

3.エネルギーの使用の合理化に関する法律において、工事の際に届出の対象となる建築物は、床面積が③2000mを超える場合である。

4.浄化槽法において、技術管理者を置かなければならない場合の処理対象人員は、④501人以上である。

. 建設業法において、一般建設業許可業者が下請契約の発ができる金額は、1件の建築一式工事について⑤4500万円未満である。

 

選択語群

. 1500  イ.100  ウ.501  エ. 3000  オ.30  カ.300  キ.20   ク.4500  ケ.50  コ.2000  サ.301

 

【問題5】国土交通省が公表しているマンション管理標準指針に示されている、下図の配管、配線の共用部分、専有部分、事業者部分の境界線を例に従って解答用紙の図に書き込みなさい。

 

(解答)

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