平成20年2月(第7回)記述

【問題1】

下記のグラフは、海岸に近接するマンションの外壁コンクリート中の塩化物イオン量の測定を行った結果である。この結果についての管理組合への報告所見を下記のキーワードを用いて解答用紙の所見欄に簡潔に記述しなさい。

キーワード:塩害 飛来塩分 かぶり厚さ 限界塩化物イオン量1.2/m 鉄筋の発錆

(解答)

・当該マンションは、海岸に近接していることから、飛来塩分の影響を考慮し、コンクリート中の塩化物イオン量の測定試験を行った。その、試験結果のグラフから、コンクリート表層部分に鉄筋の発の危険性が示唆される限界塩化物イオン量1.2kg/m以上の数値が確認された。しかし、配筋の設計かぶり厚さは一般的に外壁面で30mm以上となっているため、適正なかぶり厚さが確保されていれば、鉄筋の発錆、腐食の危険性は現状では少ないと判断される。しかし、施工誤差によるかぶり厚さの少ないところでは、鉄筋の発錆が生じる可能性があること、塩化物イオンが徐々に内部に平均化していくことなどから、外壁の保護機能を高め、今後の塩害を抑制する対策工事を講じることが必要といえる。

 

【問題2】

次の15の写真の資機材の最も適切な使用目的を、下記の選択語群から選び、該当するアからコまでの記号を解答欄に記入しなさい。

(解答)

①コンクリートの圧縮強度  ②配筋探査  ③塗膜剥離  ④付着力測定  ⑤塩分測定

使用項目

ア.塩分測定  イ.はつり調査  ウ.付着力測定  エ.鉄筋腐食度調査  オ.残存膨張量調査力  カ.コンクリートの圧縮強度  キ.配筋探査  ク.アルカリ測定  ケ.塗膜剥離  コ.コア採取

 

【問題3】

次の文章は、高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー法)における建築物移動等円滑化基準(施行令第10条~23条)の概要の抜粋で、不特定かつ多数の者が利用し、又は主として高齢者、障害者等が利用する建築物特定施設の構造及び配置に関する事項を定めたものである。文中の()から()に該当する最も適切な語句を下記の選択語群から選び、該当するアからスまでの記号を解答欄に記入しなさい。

(解答)

廊下等

滑りにくい仕上げとし、階段又は傾斜路の上端に近接する部分には点状ブロック等を敷設等とする。

 

階段

踊り場を除き手すりを設け、踏面の端部と他の部分との明度の差を確保する等とする。

傾斜路勾配が(①12分の1)を超え、又は高さが16cmを超える傾斜がある部分には、手すりを設け、前後の廊下等との明度の差を確保する等とする。

 

駐車場

車いす使用者用駐車施設を(②1)以上設け、表示をする等とする。

 

利用円滑化経路

道等から不特定かつ多数の者が利用し、又は主として高齢者、身体障害者等が利用する居室及び 該居室から車いす使用者用便房

・駐車施設に至る経路のうち1以上は、以下に示す構造等とすることにより高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる経路とする。

♢経路上には昇降機又は傾斜路を併設しない限り段差を設けない。

♢出入口の幅は(③80cm以上とする。

♢廊下等の幅は(④120cm以上とする。

♢傾斜路の勾配は(①12分の1)以下とし、高さ(⑤75cm以内ごとに踊場を設ける。

♢昇降機の出入口の幅は(③80cm以上、かごの奥行きを135cm以上とし、車いす使用者用の制御装置を設ける。また、不特定多数の者が利用する建築物においては、かごの昇降方向等を普声で知らせる装置を設ける。

♢敷地内の通路の幅を(④120cm以上とする。

 

選択語群

.80  イ.100  ウ.12分の1  エ.2  オ.90  カ.120  キ.3  ク.1  ケ.75  コ.8分の1  サ.140  シ.10分の1  ス.110

 

【問題4】

次の文章は、水道法による用語の定義について述べたものである。文中の(①)から()に該当する最も適切な語句を下記の選択語群から選び、該するアからコまでの記号を解答欄に記入しなさい。

(解答)

寄宿舎、社宅、療養所等における自家用の水道(井戸などをいう。)、その他水道事業の用に供する水道以外の水道であって、100人を超えるものにその居住に必要な水を供給するもの、又はその水道施設の一日最大給水量(一日に給水することができる最大の水量をいう。)が政令で定める基準を超えるもののいずれかに該当し、口径25m以上の導管の全長が1500mを超え、水槽の有効容量の合計が(①100)mを超える場合(水道法施行令1条)(専用水道)となる。

水道事業の用に供する水道及び(②専用水道)以外の水道であって、水道事業の用に供する水道から供給を受ける水のみを水源とするもので、水槽の有効容量の合計が10mを超えるもの(令2条)を(簡易専用水道)とする。

水源が上水道で、有効容量が10m以下の共同住宅の受水槽は、(小規模受水槽水道)として地方公共団体の一部で条例により規制しているものがある。共同住宅では、おおむね20戸以下程度のものが該当する。また、水源が地下水のものは(簡易給水水道)として条例で規制される。

 

選択語群

ア.50  イ.簡易給水水道  ウ.150  エ.水道事業  オ.100  カ.簡易専用水道  キ.専用水道  ク.地下水道  ケ.小規模受水槽水道  コ.200

 

【問題5】

平成181月に建築物の耐震改修の促進に関する法律の一部を改正する法律が施行され、一部の分譲マンションも特定建築物としてその適用を受けることになった。

マンションにおける耐震改修・補強工法の実施例を下記の例にならって5つあげ(下記の例は除く)、解答用紙の回答欄に記述しなさい。

(解答)

例:ピロティの柱の鉄板巻き補強

・ピロティの柱の炭素繊維巻き補強・ピロティの骨ブレス補強・

・ピロティの耐震壁増設補強・ピロティの制震ダンパー設置による制震

・補強・妻壁へのバットレス補強・ベランダ側の外付けフレーム補強

・基礎の免震補強

・壁の増し打ち補強等

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