平成15年2月(第2回)択一

【問題1】マンションの建築に用いられる用語や部位に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.階段室型の集合住宅は、各住戸の独立性も高く、耐震壁も取り易い。
2.片廊下形式は、各住戸の採光・通風・プライバシーの確保が難しい。
3.住戸の断面形式には、各住戸が同一階で平面的に構成されたフラット型と、1つの住戸が上下2つの階にまたがって構成されたスキップフロア型などがある。
4.バルコニーを設ける場合、火災などの避難通路として役立つよう平面計画される場合が一般的である。

【問題2】コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.1997年版、JASS5において、土に接しないスラブ・耐力壁以外の壁は、屋外の仕上げ有りの場合の設計かぶり厚さは30mmである。
2.高度成長期においては、建物の高層化に伴って火山レキなどの軽量骨材を用いたコンクリートの使用量が増大した。
3.JASS5におけるコンクリートの設計基準強度としては、18,21,24,27,30,33,36N/㎜とし、36N/mmを超えるものは高強度コンクリートとして上限は設けていない。
4. コンクリートポンプによる運搬 打ち込み時の主な留意点として、コンクリートへの加水、流動化剤添加によるスランプ回復が必要とされている。

【問題3】マンションの建築に用いられる鉄筋コンクリート構造 鉄骨鉄筋コンクリート構造に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.鉄筋コンクリート構造では、柱・はりの接合部を剛接したラーメン構造が一般的であるが、柱型、梁型をなくした、 住宅などに適したプレキャスト構造、床を厚くしたフ ラットスラブ構造がある。
2.床スラブの短期たわみは、乾燥収縮 ひび割れ及びクリープの影響により増大する。
3.柱の耐震補強をするには、 鉄板を巻いてせん断補強する方法がある。
4.鉄骨鉄筋コンクリート構造は、鉄骨構造の周囲を鉄筋コンクリートで覆った防火構造である。

【問題4】防水に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.シーリング材の劣化による外壁の汚れはシーリング材の中の溶剤が流れ出して生ずる現象である。
2.シーリング材の劣化現象としては、しわ・ひび割れ・変退色軟化などがある。
3.ウレタン塗膜防水の劣化現象には、立上り端末金物上部のコーチングの破断がある
4.改質アスファルトとは、金属又はプラスチックを添加して性質を改良したアスファルトをいう。

【問題5】コンクリートの障害に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.コンクリート中に塩分が存在すると鉄筋は発錆するが、海岸線から200mの範囲では、飛来塩分が表面から浸透して、この現象が生じやすい。
2.コンクリートのアルカリ骨材反応は、高いアルカリ性を示す水溶液とアルカリシリカ反応性鉱物を含む骨材が反応して異常な膨張やひび割れを発生させる。
3.コンクリートはpH12程度の強アルカリ性を示し、これによって鉄筋の腐食を防いでいる。
4.凍害とは、コンクリート中の水分が凍結融解を繰り返し起こし、コールドジョイントが発生する現象をいう。

【問題6】コンクリートの強度測定に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.試験方法は反発硬度法、超音波法、コア法があり、いずれの測定方法においても試験位置は床面から1.0mから1.5mの高さで実施することを基本とする。
2.測定用コア供試体を採取する部位は、躯体壁の厚さが20cm以上の部位とされている。
3.コア供試体によるコンクリート強度の測定方法は、建築基準法に定められている。
4.反発硬度法はシュミットハンマーを使用し、コンクリートのせん断強度を非破壊で測定するものである。

【問題7】コンクリートの中性化・塩害に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.塩化物イオンには、可溶性塩化物イオンと全塩化物イオンがあり、可溶性塩化物イオンとは50℃の温水に溶解するものをいう。
2.コンクリート中に塩化物が含まれている可能性の高い場合には、試験紙(カンタブ)を用いて精密な定量分析を行う。
3.コンクリートの中性化測定をコア採取法で行う場合には、コアの側面あるいは割裂面に試薬を噴霧し、表面から赤く呈色した部分までの深さを測定する。
4.コンクリートの中性化とは、空気中の二酸化炭素がコンクリート中に浸透し、セメント水和物の水酸化カルシウムと反応することによって炭酸カルシウムが生成され、細孔溶液が中性に近づく現象をいう。

【問題8】タイル張り仕上げ、モルタル仕上げ及びALC下地に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.タイル張り仕上げ、モルタル仕上げにおいて赤外線法で浮き部を推定する場合には、測定は最高気温時に限られる。
2.小口タイルの剥離限界接着強度は、一般的に0.4N/mm以上とされている。
3.モルタルの打診調査でモルタルの塗り厚が厚い場合、軽量のパルハンマーなどでの浮きの判定は難しい。
4.ALCパネルの取付け工法のうち、ロッキング工法は60分の1の変位が体に生じてもひび割れが発生しないように改良された工法である。

【問題9】外壁塗装の仕上材表面に発生する劣化現象である白亜化(チョーキング)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.紫外線や風雨などの気象因子により、塗膜表面が劣化し光沢を失う現象である。
2.紫外線や風雨などの気象因子により、塗膜の色調が変色したり色があせる現象である。
3.紫外線や風雨などの気象因子により、顔料で着色した塗膜表面が劣化して離脱しやすい粉末になる現象である。
4.紫外線や風雨などの気象因子により、塗膜の表面に細かいひび割れが発生する現象である。

【問題10】次の記述のうち、塗膜内部の劣化現象と判断するのに、最も不適切なものはどれか。
1.既存塗膜の色調が、紫外線や風雨・熱などの影響で変化した。
2.既存塗膜が大きさは様々だが、風船のように膨らんだ。
3.既存塗膜に深い割れが発生した。
4.既存塗膜の付着強度が0.3N/mmであった。

【問題11】屋上防水層の改修のための調査・診断に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.押えコンクリート工法の伸縮目地に植物が生育しているものは、劣化現象として調査する必要がある
2.押えコンクリート工法の場合、押えコンクリート層に防水機能は求められていないので、ひび割れや欠損箇所の調査は重要ではない。
3.露出アスファルト防水の場合、笠木アゴの水切りの有無を調査する必要がある。
4.露出アスファルト防水の場合、防水層だけでなく、笠木廻りのひび割れや浮きも調査対象とする必要がある。

【問題12】アスファルト防水層の分析試験に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.アスファルトの針入度試験
2.アスファルトの軟化点試験
3.基材の引張試験
4.基材の含水試験

【問題13】防水層の標準耐用年数に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.アスファルト防水押えコンクリート工法の標準耐用年数は、17年から20年といわれている。
2.露出アスファルト防水における標準耐用年数は13年から15年といわれている。
3.屋上のウレタン塗膜防水の標準耐用年数は、アスファルト防水押えコンクリート工法よりも短いといわれている。
4.合成高分子系シート防水の標準耐用年数は、露出アスファルト防水よりも短いといわれている。

【問題14】シーリング材の劣化度の判定基準に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.シーリング材が剥離・破断していても漏水がなければ現状放置可能 (劣化度I)と判断される。
2.シーリング材の外観にひび割れがあっても、ひび割れ幅が0.5mm未満であれば現状放置可能 (劣化度I)と判断される。
3.物性試験において伸び率が200%あれば現状放置可能 (劣化度Ⅰ)と判断される。
4.シーリング材上の仕上げ材に剥離や著しい変退色があっても、シーリング材の劣化度は現状放置可能(劣化度I)と判断される。

【問題15】マンションの専有部分等室内の性能に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.床の遮音等級は一般的にD値で表される。
2.内装の下地材には、木軸下地は防火上好ましくない。
3.各居室の窓の大きさには、建築基準法による定めがある。
4.室内の目標換気回数は、毎時20回とする。

【問題16】大規模修繕工事の数量積算に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.外部足場の数量は、建物外周長さ×建物最高軒高+1mで算出する。
2.シーリングの数量は、部位毎に幅及び深さのサイズ別に集計する。
3.鋼製建具(フラッシュ戸枠共) の塗装係数は、両面で4.5倍とする。
4.外壁面積の数量は、小数点以下第4位で四捨五入して集計する。

【問題17】劣化補修工法やその材料に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.エポキシ樹脂モルタルは、セメントモルタルやコンクリートに比べ強度が強く、コンクリートや鉄に対する接着力も優れている。
2.アンカーピンニング全面セメントスラリー注入工法は、浮き面積が比較的大きく、浮き間隔も広い場合に用いられる工法である。
3.モザイクタイルのような小さなタイルの浮きやひび割れの補修工法は、張り替え以外は困難である。
4.あげ裏部分の鉄筋露出箇所の補修は、できるだけ比重の軽い軽量エポキシ樹脂モルタル充填工法が望ましい。

【問題18】マンションの塗替仕様書に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.塗替工程における所要量の表示は、一般に施工時のロスを含んだ使用する量で示されている。
2.塗替仕様書における工程は、一般に下塗・中塗 上塗により構成されている。
3.塗替工程における塗付量とは、施工時に加えるシンナーや水等を含んだ量である。
4.下塗りから中塗りへの工程が異なる場合の間隔時間を「工程内間隔時間」という。

【問題19】既存塗膜への塗替え塗装に関する次の記述 のうち、最も適切なものはどれか。
1.合成樹脂調合ペイント塗りの既存鋼製建具塗替え仕様で、耐久性を向上させるためにポリウレタンエナメルの下塗りに変性エポキシ樹脂プライマーを用いた。
2.既存塗膜の種類が鉛系さび止めペイントの塗膜が用いられている場合の除去を、 ディスクサンダー掛けで行った。
3.有機溶剤は大気中に蒸発するので人体に影響はない。
4.塗替塗装に用いる場合の安全衛生に対する情報は、塗料メーカー作成の「ISOデータシート」により確認する。

【問題20】既存防水層に新規防水層を施す場合の一般的な相性に関する次の組み合わせのうち、最も不適切なものはどれか。

既存防水層 新規防水層
アスファルト防水

押え普通コンクリート

アスファルト防水熱工法
塩化ビニル系シート防水密着貼 ウレタン塗膜防水工法
ウレタン塗膜防水 改質アスファルト自着工法
FRP塗膜防水 ウレタン塗膜防水工

【問題21】 以下はモルタル塗りの塔屋壁付笠木廻りの改修工事納り図であるが、この中で最も適切な改修後の納り図はどれか。

【問題22】マンションに使用される改修用シーリング材の選定に関する次の組み合わせのうち、最も不適切なものはどれか。
1.石・タイル――――ポリサルファイド系
2.動きのある塗装目地――――アクリルウレタン系(ノンブリードタイプ)
3.ガラス廻り――――シリコーン系
4.金属笠木――――ポリウレタン系(ノンブリードタイプ)

【問題23】マンションの改良計画事例に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.鋼製手摺りの取り替えでは、建築基準法で定められた強度のものを選定する。
2.エレベーターの後付には、建築確認申請を要する。
3.各戸玄関扉の取り替えを検討する場合は、防火戸としての性能を考慮する。
4.屋上緑化計画は、ランニングコストはかかるが断熱という点では有効である。

【問題24】マンションの長期修繕計画に関する耐用年数と修繕周期の考え方に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.コンクリート造建物の耐用年数に関し、財務省令では47年とされているが、これは標準耐用年数を定めたものである。
2.修繕周期は社会的に確立されたものであり、計画された修繕周期に沿って工事を実施していく必要がある。
3.国土交通省 (旧建設省)における耐久性の研究の一例として「外壁塗り仕上げ材の耐用年数の推定例」でいう推定年数とは、「竣工後、最初に修繕を行うに至った年数で、部分的な補修は除く」ものである。
4.マンションのライフサイクルコストは、建物建設後の保全費・修繕費・改修費運用費(光熱水費等)一般管理費及び解体費などの費用である。

【問題25】「長期修繕計画作成基準」 ((社) 高層住宅管理業協会) に採用している標準周期・標準単価に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.仮設工事一式の算定に関し、外部足場面積に標準単価2,100円/㎡を乗じて計画を行った。
2.屋根防水工事のシングル葺替え工事に関し、 既存シングルの上に重ねて敷設する工法を選択し、修繕周期10年、標準単価20,000円/㎡で計画を行った。
3.給水管の更生工事に関し、修繕周期15年、標準単価を350,000円/戸で計画を行った。
4.エレベータ取り替え工事に関し、メーカー・関係業者に問い合わせ、取り替え時期を30年として計画を行った。

【問題26】マンションの修繕工事において、工事着工に至るまでの関係者の一般的な役割に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.見積りに参加する会社を選定するのは、管理組合である。
2.見積り参加会社に対する仕様等の現場説明会の主催者は、監理者である。
3.修繕実施計画書を決定するのは、管理組合である。
4.住民工事説明会用の資料を作成するのは工事の請負業者である。

【問題27】マンション修繕工事において、監理者が承認することができる業務に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.施工会社に提出させた施工計画書を検討し、承認した。
2.施工会社からの天候事情による工程変更の提案を検討し、承認した。
3.施工会社からのコストの縮減を伴う仕様変更の提案を検討し、承認した。
4.施工会社が契約する下請け業者との金額をチェックし、承認した。

【問題28】マンション修繕工事におけるモルタル補修工事の監理に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.下地補修用調査の結果、 モルタルのひび割れが下地コンクリートからのものであることが判明したが、工期及び予算を考慮してコンクリートは補修しないことにした。
2.モルタル剥離箇所の厚みが30mm程度あったが、翌日に塗装工事が入る工程となっていたので、ポリマーセメントモルタルを用いて補修をさせた。
3.一般的にモルタルの可使時間は、冬などの低温時には短く、夏場などの高温時は長くなるので、冬場の練り混ぜ量を注意させた。
4.モルタルの使用量が多い場合の混練は、モルタルミキサーを用いることを了承した。

【問題29】マンション修繕工事における塗替え工事の施工監理に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.適正な塗付量が塗られているかを監理するため、竣工時の出荷証明書で確認した。
2.下地の乾燥は、塗替え工事の場合、確認を省略することができる。
3.設計塗付量は、試験塗装の状況により監理者として変更することがある。
4.弱溶剤形塗料は、水系塗料と同様に火気による火災の危険はない。

【問題30】マンション修繕工事における防水工事の監理に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.露出アスファルト防水絶縁工法での改修では、防水下地面の状態検査で含水状態、勾配などの確認が重要で、平滑度は問題とならない。
2.絶縁工法において、穴あきルーフィングの砂付き面を上向きにして張り付けさせた。
3.シート防水は、水上から水下へ張り付けるように監理する。
4.新規防水層を敷設する際、既存の押えコンクリートの伸縮目地は、防水層まで達していることを確認したうえで通気目地とさせた。

【問題31】マンションの給水設備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.増圧直結給水方式とは、受水槽に貯水した水を給水ポンプで加圧し、直接各住戸に給水する方式である。
2.圧力ポンプ方式では、受水槽が不要なので、スペースの有効利用や設備コストの低減が図れる。
3.FRP製水槽は単板構造と複合板構造に分類されるが、複合板構造では、断熱性能は単板構造に比べ優れているものの、機械的強度に劣る。
4.地中梁などを利用した地下式水槽は、水質汚染の可能性が高いこともあり、現在では採用されない。

【問題32】マンションに使われる給水管の劣化に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.水道用亜鉛めっき鋼管は、亜鉛が水中で水酸化亜鉛の保護被膜を形成し、防食の役割を果たしている。
2.硬質塩化ビニルライニング鋼管は、基本的に直管部は腐食の心配は少ないが、管端部はネジ部で地肌 (鉄)が露出し腐食しやすい。
3.ブリスターとは、互いに異なった種類の金属が接した場合、双方の保有する自然電位の差により、 腐食が進行する現象である。
4.水道メーター廻り配管で、バルブや伸縮継手 (青銅)と直管(鉄) とを直接つなげた接続部では、 著しい管の腐食がみられることがある。

【問題33】マンションの排水・通気設備に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.排水管の勾配は、汚物やスケールの付着・汚物の取り残しを防止するために、管内流速が毎秒0.6mから1.5mになるように設定する。
2.通気管はトラップ内の封水を保持し、排水管内の気圧と外気の気圧差をできるだけ生じさせないようにして、排水の流れをスムーズにするために設ける。
3.マンションの汚水管に一般的に使われている配管用炭素鋼鋼管は、他の配管材料に比べて耐食性が高いといわれている。
4.単管式排水システムでは独立した通気立て管がなく、 管内の圧力を一定の範囲内にしておくために特殊排水継手が使用される。

【問題34】マンションの設備に関する次の用語・事項の組み合わせのうち、最も不適切なものはどれか。
1.ソベント方式――――単管式排水システム
2.スロッシング対策――――ウォーターハンマー防止
3.POG契約――――昇降機の保守点検
4.MDF――――電話主配線盤

【問題35】マンションの設備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.給湯管には過去に銅管が使用されたが、 赤水・腐食の発生問題で1960年代から亜鉛めっき鋼管が一般的に使用されるようになった。
2. ガス配管の資産区分は、一般的に各戸のガスメーターまでの一次側はガス事業者、ガスメーター以降の二次側が区分所有者側の資産になる。
3.各住戸の電力と共用部分の電力の最大需要電力が40kW未満の場合、電力会社の商用電源から高圧引き込みされ、借室変電方式となることが多い。
4.借室電気室には電力会社の立会いがなければ入室できず、維持管理はすべて電力会社の責任で行われる。

【問題36】マンションの配管調査方法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.超音波肉厚調査は、保温材の上から超音波のパルスを送り、配管から反射されてきたパルスで配管肉厚を算出する。
2.エックス線調査は、保温材の上からエックス線を照射し、透過したエックス線の強度変化を、フィルムの白黒濃淡画像として観察する。
3.内視鏡調査は、配管内部にファイバースコープを挿入して状況を観察し、写真やビデオにより映像を記録する。
4.配管採取調査 (抜管) は、塩化ビニルライニング鋼管の場合、継ぎ手を含めて配管を採取し、管端ネジ部の腐食状況を定性的に検討し評価する。

【問題37】マンションの排水管に使用される材料の期待耐用年数に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.雑排水に使用する鋼管の期待耐用年数は30年以上である。
2.汚水に使用するタールエポキシ塗装鋼管の期待耐用年数は25年以上である。
3.雑排水に使用する硬質塩化ビニル管の期待耐用年数は60年以上である。
4.汚水に使用する耐火二層管の期待耐用年数は60年以上である。

【問題38】マンションの給水設備の材質に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.水道用塩化ビニルライニング鋼管の継手には、管端防食継手を使用することが望ましい。
2.給水立て管の材料には、鋳鉄管を使用することが望ましい。
3.FRP製水槽であれば藻類が発生することはない。
4.ステンレス鋼板製水槽であれば腐食は発生しない。

【問題39】マンションの給水設備を高置水槽方式から増圧直結方式に改修する場合の検討要素に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.配管や管継手類の耐圧点検
2.水質保全装置の設置
3.配水管の水圧調査
4.水道事業体への確認

【問題40】マンションの給水設備の改修における検討事項に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.更新部分の配管の管径を実態にあわせて変更する。
2.耐震チェックにおいて、配管のすべての継手部の耐震強度を検討する。
3.給水配管の更新において、共用及び専有部分の配管方式にさや管ヘッダー方式の採用を検討する。
4.更新工事の場合、新規配管を設置するので仮設給水は特に必要としない。

【問題41】マンションの排水配管の改修設計に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか
1.設計の初期段階で、竣工図や過去の改修図と現状を照合する必要がある。
2.既存の排水立て管を位置を変えて更新する場合、 消防法上の届出が必要である。
3.更生工法の場合、 事前の配管劣化診断で工事ができないと判断されることもある。
4.排水管の改修設計では、工事後の清掃方法まで考慮する必要がある。

【問題42】マンションの機器設備改修における留意事項に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.水槽容量を現在の給水使用実態にあわせて変更する。
2.ポンプ設置部では、前方にポンプの長さ以上のメンテナンススペースが必要である。
3.一般に温水系の腐食速度は、給水系に比較して小さい。
4.屋上設置の高置水槽の設置耐震強度は、地上面設置の受水槽のものより大きくする。

【問題43】マンションの設備改修における留意点に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.採用する水栓の検討に際し、給水圧力のチェックが必要である。
2.最下階住戸の排水管は共用立て管と別系統で接続することが一般的である。
3.テレビ共聴設備でBS放送とCS放送は現在統合されており、1つのアンテナで全ての衛星放送を受信することが可能である。
4.埋設ガス管の材質は全国的に統一されていない。

【問題44】給水設備改修工事の施工監理に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.受水槽の更新工事で、設置後にオーバーフロー管が直接排水管に接続されていることを確認した。
2.受水槽の更新工事で、設置後に周囲6面に600mm以上の点検スペースがあることを確認した。
3.給水管更生工事における管内洗浄後の気密試験で、0.3Mpaの圧力を10分以上かけて確認した。
4.給水管更生工事において、管内乾燥の圧縮空気が常温であることを確認した。

【問題45】マンションの電気設備改修工事の施工監理に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.幹線引き替え工事後の回路の絶縁抵抗測定と、各戸分電盤の漏電遮断器の作動テストを実施した。
2.幹線引き替え工事で接地線 (アース線) は既存の配線を利用したが、接地抵抗測定を行った。
3.衛星放送用のアンテナを屋上に設置する際、近隣に高層建物による電波障害がないことを確認し、電波測定を省略した。
4.工事に当って有資格者名簿の提出を受けたとき、 電気主任技術者がいることを確認した。

【問題46】建築基準法第2条に定める用語の定義に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
1.「建築物」とは、土地に定着する工作物のうち、屋根及び柱若しくは壁を有するもの、これに付属する門若しくは塀などのことをいい、建築設備は含まれない。
2.「主要構造部」とは、柱、はり、屋根又は階段をいい、壁や床は含まれない。
3.「大規模の修繕」とは、外壁の塗り替えや屋根防水、設備の更新工事などのことをいう。
4.「大規模の模様替」とは、建築物の主要構造部の一種以上について行う過半の模様替をいう。

【問題47】マンションにかかわる法律に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
1.消防法施行令第36条の2により、延べ床面積500㎡以上の共同住宅で、消防長又は消防署長が指定するものの消防用設備等については、消防設備士等の有資格者に点検させなければならない。
2.消防法第5条により消防長又は消防署長は、立入検査の結果、火災発生の際に人命に危険があると認められる場合には、工事の停止若しくは中止、その他必要な措置を命じることができる。
3.労働安全衛生法第11条により、常時30人以上の労働者を使用する作業所では、安全管理者を選任しなければならない。
4.PRTR制度は、建設資材の分別解体及び再資源化を促進することを目的としている。

【問題48】集会に関する次の記述のうち、建物の区分所有等に関する法律によれば、正しいものはどれか。
1.管理者は、少なくとも2年に1回集会を招集しなければならない。
2.各区分所有者の議決権は、原則として専有部分の床面積割合に応じて定まるが、規約で別段の定めをすることができる。
3.区分所有者の過半数の同意があるときは、集会の招集手続きを省略することができる。
4.集会の招集通知について、専有部分が数人の共有に属するときは、招集通知は、共有者全員に対して送付しなければならない。

【問題49】工事請負契約書類に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.民間 (旧四会) 連合協定による工事請負契約約款を使用する場合、約款の内容を変更することはできない。
2.工事請負契約約款とは、工事対象物件の所在地、工事の内容、工期、請負代金の額や支払方法などを記載したものである。
3.見積り要領書とは、工事会社が見積書を作成する際に発生した疑問点について、発注者側からの回答を記載したものである。
4.工事監理者が設定されている場合、工事請負契約書に工事監理者も記名、押印することが通例である。

【問題50】マンションの大規模修繕工事において、中高層共同住宅標準管理委託契約書に基づく管理会社の業務に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.工事の履行確認を行うこと。
2.工事費の支払いの手続きを行うこと。
3.清掃業務の見直しをすること
4.工事終了後の管理委託契約の見直しをすること。

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