平成14年7月(第1回)択一

【問題1】マンションの建築に用いられる用語や部位の名称に次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.マンションの建築に使われる構造で、RC造ではラーメン構造、壁式構造があるが、プレキャストコンクリート造では壁式構造だけである。
2.柱、梁、壁、床スラブ等の構造躯体を「スケルトン」、間仕切りや内装部分を「インフィル」と称している。
3.住宅の断面形式には、各住戸が同一階で平面的に構成されたフラット型と各住戸が二つの階にまたがって構成されたメゾネット型がある。
4.マンションの通路形式には、片側廊下型、中廊下型、階段室型等がある。また、エレベーターの停止階数を減らしたスキップフロア型等もある。

【問題2】マンションの建築に用いられる鉄筋コンクリート構造・鉄骨鉄筋コンクリート構造に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.鉄筋コンクリート造は、鉄筋とコンクリートの長所を生かすように合理的に組み合わせた一体型構造である。
2.鉄筋に対するコンクリートのかぶり部分は、火災時に鉄筋が高温になり強度が低下するのを防ぐ。
3.鉄骨鉄筋コンクリート構造の鉄骨にはH型鋼、又はボックス型鋼が使われる。
4.コンクリートは圧縮力に弱く引張り力に強いので、大きな軸圧縮力を受けるほど地震時の粘り強さが減少する。

【問題3】コンクリートに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.1997年版、JASS5において、土に接しないスラブ・耐力壁以外の壁で仕上げ無しの場合、最小かぶり厚さは40mmである。
2.鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さとは、鉄筋の中心とこれを覆うコンクリート表面までの最短距離のことである。
3.本来、コンクリート中の鉄筋は、コンクリートのpHが8程度の強アルカリ環境下では表面が不働態皮膜に覆われ発錆しない。
4.一般に、人が生活する室内は炭酸ガス濃度が高くなり、中性化速度は外部よりも速くなる傾向がある。

【問題4】鉄筋コンクリートに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.アルカリ骨材反応によるコンクリートの被害は、一般に「反応性骨材」「高い酸性量」「十分な湿度」という条件がそろった場合に生じるとされている。
2.コンクリートの水セメント比が大きいことは、一般に耐久性の向上につながる。
3.コンクリートやモルタルの可溶成分がタイルやコンクリート等の表面にしみ出して結晶化した白い物質をエフロレッセンスという。
4.コンクリート中に塩分が存在すると、強アルカリ中であっても鉄筋は発錆する。コンクリートに含まれる塩化物イオン量は、原則として0.5kg/m以下と規定されている。

【問題5】外装仕上げに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.圧着張り工法は、張り付けモルタルを下地面に塗り、モルタルが軟かいうちにタイル裏面にも同じモルタルを塗り、タイルを張り付ける方法である。
2.外壁タイル張りに用いる張り付けモルタルは、混和材と水を混合してから、セメント、粗骨材を加え1時間以内に使用する。
3.セメントモルタル塗りの1回の塗り厚さは、あまり厚くすると剥離、だれ、ずれ、ひび割れ発生の原因になるので、最大 7mm程度とする。
4.塗装仕上げ外壁の変色に関する現象は、白亜化、変退色、干渉色などである。

【問題6】コンクリートの中性化に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.コンクリートの中性化とは、空気中の二酸化炭素がコンクリート中に浸透し、セメント水和物の炭酸カルシウムと反応し、水酸化カルシウムが生成される現象をいう。
2.コンクリートの中性化の測定には、試薬としてフェノールフタレイン 1%水溶液を使用する。
3.コンクリートの中性化測定をコア採取法で行う場合には、コアの側面あるいは割裂面に試薬を噴霧し、コンクリート表面から赤く呈色した部分までの深さを測定する。
4.コンクリート中性化測定のドリル粉末法とは、試験紙にドリル削孔粉を採取した後、試薬を噴霧する方法である。

【問題7】コンクリート中の塩化物の測定方法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.試料の採取位置は、コンクリート中の塩化物が含まれている可能性の高い場合には、雨水の当たらない箇所を選定する。
2.塩化物イオンは、内在塩化物と外来塩化物に分けられるが、海砂や混和剤によるものは外来塩化物に含まれる。
3.コア試料を採取する場合、骨材の影響を避けることが必要であるため、コアの直径は75mm以上とすることが望ましい。
4.塩化物イオンの測定方法には、簡易測定方法と定量分析方法があり、簡易測定方法では(財)国土開発技術研究センターの技術評価を受けた測定器を使用しなければならない。

【問題8】マンション建物の調査・診断に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.タイル張り仕上げにおいては、浮き・剥落等の劣化部分を正確に把握する必要があり、その調査方法としては、打診調査と赤外線法がある。
2.タイル張り仕上げの打診調査には、パルハンマー(軽量型)、テストハンマー(重量型)等が用いられるが、モルタルの塗り厚さが厚い場合には、一般的にパルハンマーが用いられる。
3.モルタル下地・塗装仕上げの外壁においては、外観上異常が見られなくても、開口部周辺や打ち継ぎ部などは打診調査の対象とする。
4.ALCパネルの取り付け工法としては、挿入筋工法、スライド工法、ロッキング工法等が順次考案されてきており、劣化程度だけではなく、竣工時期も調査診断の重要な要素となる。

【問題9】既存塗膜の劣化診断に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.変退色の判断は、色見本や、日射を受けていない箇所と色相の比較をする。
2.光沢低下の判断は、見本板や日射・降雨等の影響を受けない箇所と光沢の比較をする。
3.白亜化は指先や黒テープに付着した粉状物の程度で判断する。
4.付着力は正式な基準はないが、JIS-A-6909 の品質基準で0.3N/㎟以上あれば、付着力低下は少ないと判断する。

【問題10】既存塗膜の試験方法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.デュロメーターを用いて付着力を測定する。
2.セロハンテープを用いて付着力を測定する。
3.ライターを用いて塗膜小片の燃焼試験を行う。
4.赤外分光分析により、成分を調べる。

【問題11】漏水箇所の調査に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.針入度試験を行う。
2.散水試験を行う。
3.赤外線センサーで調査を行う
4.ガス探知機で調査を行う。

【問題12】「建築防水の耐久性向上技術」((財)国土開発技術研究センター)において記述されている各防水の標準的な耐用年数に関する組み合わせのうち、最も適切なものはどれか。

屋根メンブレン防水の標準耐用年数
防水層 標準耐用年数
アスファルト防水押さえコンクリート仕上げ (A)年
露出アスファルト防水 (B)年
合成高分子系シート防水 (C) 年
ウレタン塗膜防水 (D) 年

【問題13】シーリング材の調査方法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.接着面からの剥離については、目視観察、指触試験を行い、剥離の深さ・長さをものさし等で測定する。
2.変形 (だれ、くびれ) については、指触試験等を行い指先への付着量を観察する。
3.ヒモ状接着性については、カッターで約10cm切れ目を入れ、手で引っ張り、ものさし等で伸びを測定し、破壊した部位を目視観察する。
4.引張応力については、採取シーリング材をダンベル型に打ち抜き、その試験片を引張試験機にかけて測定する。

【問題14】マンションの外壁などに施工されているシーリング材の劣化現象に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.シーリング材の軟化は、漏水がなければ劣化現象ではない。
2.シーリング材の成分の一部が周囲に付着して汚れる現象は、防水機能の劣化現象ではない。
3.シーリング材は防水機能が重要であり、表面のひび割れは劣化現象ではない。
4.シーリング材が剥離・破断していても、漏水がなければ劣化度の判定基準では現状放置可能と判断される。

【問題15】マンションの専有部分の諸問題に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.床面に遮音シートを張り込むことは、振動騒音の対策として有効である。
2.通風や換気は、内装リフォーム時の環境汚染対策として効果がある。
3.空気清浄機の設置は、カビ対策として効果がある。
4.北側壁面や押入内部の躯体面に断熱材を施すことは、結露対策として有効である。

【問題16】劣化補修工法に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.コンクリート躯体のひび割れ補修に用いる樹脂は、アクリル樹脂が多い。
2.Uカットシーリング材充填工法に用いるシーリング材は、開口部廻りや打ち継ぎ目地にも用いられる。
3.コンクリートの欠損部や鉄筋露出部には、ウレタン樹脂モルタルを充填して補修することが多い。
4.タイル浮き補修に用いるアンカーは、径8mmのステンレスボルトが一般的である。

【問題17】劣化補修工法の選定に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.タイル張り仕上げの外壁が広範囲に浮いていたため、積み上げ張りによる張り替え工法を選択した。
2 二丁掛タイルの浮きを補修するため、注入口付きアンカーピンニングエポキシ樹脂注入タイル固定工法を選択した。
3.エフロレッセンス除去のため、サンダーによる機械式研磨工法を選択した。
4.中性化の進行を抑止するため、表面処理工法を選択した。

【問題18】塗膜劣化の補修工法に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.鉄部塗装面の塗り替えで、錆の発生面がある場合は既存塗膜を全面剥離する。
2.外壁塗装面の塗り替えの場合、既存塗膜のチョーキングの下地処理は防藻剤で水洗する。
3.亜鉛めっき面の既存塗膜を除去処理する場合、電動工具を用いて亜鉛めっき面を含めて除去する。
4.外壁塗装面の塗り替えを目的とする下地処理を行う場合、塗膜表面の劣化の場合と塗膜内部の劣化の場合とに分けて処理方法を設定する。

【問題19】外壁の塗り替え仕様の選定に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.塗布量とは、施工時のロスを含んだ量である。
2.材料の選定には、パターンや色だけでなく遮塩性、ガス透過性、耐透水性なども考慮する。
3.塗り替え仕様を選定する場合、既存塗膜の種類を確認することが重要である。
4.シリコン樹脂塗料は、一般的にウレタン樹脂塗料より耐候性に優れる。

【問題20】マンション建物の防水改修工法の選択に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.防水を行う部位の形状が複雑なため、狭いところでも施工が容易なシート状の防水を選択した。
2.防水の施工面積が小規模なため、 施工準備が最も簡単なアスファルト防水熱工法を選択した。
3.開放廊下で歩行頻度が高い部位に防水を行うため、耐摩耗性・耐衝撃性に優れた塩化ビニル系シート防水機械固定工法を選択した。
4.アスファルト防水・押さえコンクリート工法による既存防水の上に新規防水を行うため、ウレタン塗膜防水絶縁工法を選択した。

【問題21】マンション建物の立地条件による防水改修工法の選択に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.強風が予想される地域における高層建物の屋根防水としては、絶縁工法が適している。
2.塩害が予想される海岸地域での防水層のトップコートは、アルミ系の塗料が最適である。
3.多雪地域の屋根防水には、防水層の保護層を設けることが望ましい。
4.市街地での屋根防水には、新築時の仕様と同じアスファルト防水熱工法が最適である。

【問題22】マンション建物の改良計画に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.バリアフリー化においては、高齢者だけではなく、身体障害者にも配慮することが必要である。
2.アルミサッシの改良工法には、被せ工法、引き抜き工法、はつり工法などがある。
3.機能の改善はもとより、意匠性の向上も改良計画の目的となる。
4.ベランダ手摺を取り替える場合、躯体取り付け部の強度基準はJISで規定されている。

【問題23】高齢者対策として行うマンション建物の改良計画事例に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.エントランスアプローチにスロープを新設する計画で、勾配を6分の1とした。
2.屋外に階段を新設する計画で、蹴上げの寸法を160mm、踏面の寸法を300mmとした。
3.1階通路に設置する手摺の高さを床面から1000mmで計画した。
4.つまずきを防止するために、平滑な塩化ビニル系シートを開放廊下の床材として選定した。

【問題24】「長期修繕計画作成基準」 ( (社) 高層住宅管理業協会発行) に採使用している標準材工単価に関する組み合わせで、最も不適切なものはどれか。
1.小ロタイル張り替え工事費――――5000円/㎡
(既存タイル撤去、下地調整込み)
2.外壁塗装工事費――――2400円/㎡
(複層仕上げ塗材)
3.屋上防水工事費――――7500円/㎡
4.サッシ廻りシーリング打ち替え工事費――――1600円/㎡(10㎜×10㎜)

【問題25】マンションの長期修繕計画に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.長期修繕計画は、5年程度毎に見直すこととした。
2.修繕費用の算出で物価変動を考慮するかどうかについては、管理組合と協議した。
3.長期修繕計画の中に、改良等の工事費用を含めた。
4.長期修繕計画の中で、法定点検が行われる設備の修繕費用は除いた。

【問題26】マンションの修繕工事における関係者の一般的な役割に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.工事中に発生する居住者からの苦情、質問、要望等については、現場代理人が全てその責任を負う。
2.監理者は、施工者から提出された工事請負契約書の内容を検討し、管理組合と施工者との協議について助言し、契約締結に立ち会い、監理者として契約書に署名、捺印する。
3.監理者は、見積りに必要な仕様内容、工事範囲・項目、見積り範囲等の資料を作成し、管理組合に代わり見積り参加者にその説明を行う。
4.着工前の修繕工事についての居住者に対する説明会では、具体的な工事計画の内容の説明は施工者が行う。

【問題27】マンション修繕工事における仮設工事の監理に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.専用庭に足場を架ける際、芝生の養生のために合板を敷き詰めさせた。
2.足場の障害となる樹木を監理者の判断で剪定させた。
3.高さ2m以上の足場で、墜落の危険がある作業床に高さ90cmの手摺を設けさせた。
4.工事用の足場は、居住者の日常生活の利便性及び防犯を考慮して壁面から60cm以上離して建てさせた。

【問題28】マンションの修繕工事における工程表を示した下図において、各工事の着手時期として最も不適切なものはどれか。

1.下地補修工事
2.塗装工事
3.シーリング工事
4.防水工事

【問題29】 マンションの外壁塗装工事の塗布量管理で、以下の条件の場合、入荷管理表の数値で微弾性フィラーの予定入荷缶数が最も適切なものはどれか。

[条件] 外壁塗装面積 4500m 微弾性フィラー1回塗り
メーカー基準塗布量 0.8kg/㎡ 現場試験塗装塗布量0.5kg/m²
微弾性フィラー荷姿 20kg/1缶(但し、ロスは見込まないものとする)

1.113缶
2.125缶
3.180缶
4.198缶

【問題30】マンションの防水工事の監理に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.既存防水層を撤去する場合、管理組合等関係者と作業日時について協議する。
2.防水下地面は、健全性、含水状態、雨水勾配などにつ
いて問題がないか確認する。
3.プライマーなど溶剤系の材料を多量に保管する場合は、危険物倉庫に保管する。
4.屋根防水の完了検査として散水試験を行う。

【問題31】マンションに使われてきた給水配管材料に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.昭和40年頃まで給水管に使用されていた亜鉛めっき鋼管は、塩素に弱く錆びやすい欠点があるため、赤水問題が多く発生した。
2.硬質塩化ビニルライニング鋼管に昭和60年頃まで一般的に使用された樹脂コーティング継手は、継手部分の防食処理を十分に考慮したもので、継手部分の腐食は極端に少なくなった。
3.平成5年頃から、硬質塩化ビニルライニング鋼管に比べ、より長寿命なステンレス管を給水管に採用する新築マンションが増えている。
4.専有部分で使用される給水管は、硬質塩化ビニルライニング鋼管や塩化ビニル管が多かったが、最近では樹脂管である架橋ポリエチレン管やポリブテン管の採用が多くなってきている。

【問題32】マンションの排水・通気設備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.トラップの封水を有効に維持するため、封水深さを40mmとした。
2.衛生器具には排水トラップを設け、その排水管にもトラップを設置し、二重トラップとした。
3.建物内の汚水管と雑排水管を独立させた分流式排水方式で、雑排水管を雨水立て管に接続した。
4.排水横管の管内の流速が0.6~1.5m/sとなるように勾配を設定した。

【問題33】マンションの換気設備に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.マンションは気密性が高いので、適切な換気を行い、室内空気の清浄度、温度などを正常に保つ必要がある。
2.機械換気方式は3種類に分類されるが、マンションでは給気は自然換気、排気は機械換気による第一種機械換気方式が多く採用されている。
3.給気の確保が不十分であると換気扇の能力をいくら大きくしても必要換気量を確保することはできない。
4. マンションでは、共用シャフトを利用する 「Uダクト方式」や「SEダクト方式」があるが、シャフトのメンテナンス、換気性能等の問題で、一般的には「各戸水平排気方式」が多く採用されている。

【問題34】マンションのエレベーター設備に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.建築基準法施行令により、建築物の給水管及び排水管は、原則としてエレベーターの昇降路内に設けてはならない。
2.エレベーターは、その構造によりロープ式と油圧式に大別される。
3.平成10年に改正された「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」によると、建物附属設備としてのエレベーターは耐用年数17年としている。
4.フルメンテナンス契約とPOG契約では、POG契約の方が月々の保守契約額が一般的に高くなる。

【問題35】マンションの電気設備等に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.ベランダの方位に関係なく、各戸でBS・CSアンテナを設置すれば、全ての住戸でBS放送やCS放送を受信することができる。
2.各住戸毎の契約電力と共用部分の契約電力の総量が30kWを超えるマンションでは、敷地内に電力会社のための借室変電設備を設ける。
3. 自家用受変電設備の電気主任技術者による点検や維持管理は、マンション管理組合の責任において実施する。
4.高さ25mの建築物には、原則として避雷設備を設けなくてよい。

【問題36】マンションの給排水管の調査方法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.エックス線調査は、配管内部の腐食形態の観察を行うことができる。
2.超音波肉厚調査は、錆こぶ等の付着物の大きさを測定できる。
3.内視鏡調査では、配管の肉厚測定を行うことはできない。
4.配管採取調査 (抜管)は、錆や管の減肉状況を把握するのに適している。

【問題37】マンションの給排水管の劣化診断に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.耐火二層管には、錆は発生しない。
2.水質検査は、使用頻度の高い夕方に実施する。
3.砲金製のメーターやバルブに接続する配管の継手部分には、腐食が多い。
4.配管の劣化には、近隣の電車の線路が影響を与えることがある。

【問題38】マンションの設備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.ガス配管の内部は、ガスに含まれる水分が原因で腐食することがあるので定期的に診断することが望ましい。
2.ステンレス鋼板製水槽は、気相部などで孔食が発生するので点検が必要である。
3.電話設備は、法で定められた定期的な点検が必要である。
4.消防法では、有資格者による消防設備の定期的な点検を行い、1年に1回消防機関へ報告するよう定められている。

【問題39】マンションの設備改修に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.給水設備更新工事においては、法令により給水管の管径は変更できない。
2.給水設備更新工事においては、配管支持の耐震性を検討する必要がある。
3.既存不適格建築物として扱われているマンションにおいても、消防法に係わる設備については、現行法規に沿って改修を行う必要がある。
4.共用排水立て管更新工事では、 排水制限時間を短縮するため新設配管の敷設を検討する。

【問題40】マンションの受水槽を更新する場合の留意点に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.水槽容量が適正かどうか確認する。
2.5面点検できるように設置する。
3.耐震基準に適合したものを選定する。
4.水槽パネルの耐食性を確認する。

【問題41】マンションの設備改修における設計上の留意点に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.増圧直結給水方式の技術基準は、全国的に統一されている。
2.ディスポーザー排水処理システムの厨房排水は、単独系統とする。
3.高置水槽の設置耐震強度は 受水槽と同じとする。
4.最下階住戸の排水管は、一般的に共用立て管に接続する。

【問題42】マンションのガス設備・給排気設備に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.過流出防止機構付きガス栓は、ゴム管が外れた場合ガスは止まる。
2.埋設ガス管の材料は、全国的に統一されていない。
3.給気ガラリは、開口寸法が同じでもルーバー形状により給気量が左右される。
4.給排気ダクトの頭頂部は、風圧帯に入っても支障はない。

【問題43】マンションの電気設備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.各戸の契約容量は、現在では20Aが標準となっている。
2.電力会社に申し込めば、各住戸の契約容量は基幹設備に関係なく増大が可能である。
3.光ファイバーケーブルを各戸に引き込むためには、マンション全体での引き込みと機器の設置が必要である。
4.インターネット設備のADSL方式では、電話回線の音声帯域と同一の周波数帯を使用する。

【問題44】マンションの給排水管改修工事の施工監理に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.排水管は区画貫通部の防火処理の他 配管結露や排水音の処理についても確認する。
2.排水勾配が十分にとれない場合には、排水能力を確保するために管径を小さくする。
3.給水管更生工事でライニングの耐久性を向上させるために、一回目の塗装が乾燥する前に二回目の塗装をする。
4.給水管更生工事で使用するコンプレッサーは、低騒音型を使用して設置位置の制約を受けないようにする。

【問題45】マンションの電気設備改修工事の施工監理に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.幹線引き替え工事後の回路の絶縁抵抗測定を全数実施したので、各戸分電盤の漏電遮断器の作動テストを省略した。
2.幹線引き替え工事で、接地線 (アース線)は既存の配線を利用したので接地抵抗測定を省略した。
3.衛星放送用のアンテナを屋上に設置する際、近隣に高層建物による電波障害がないことを確認し、電波測定を省略した。
4.電線管やケーブルの防火区画貫通部で、開口部が50φ以下のものについて防火処理の検査を省略した。

【問題46】建築基準法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1.鉄筋コンクリート造共同住宅の所有者又は管理者は、床面積にかかわらず当該建築物の敷地 構造及び建築設備について、定期的にその状況を一定の資格者に調査させ、その結果を特定行政庁に報告しなければならない。
2.建築物の所有者又は管理者は、当該建築物を常に適法の状態に維持するために、必要に応じて建築設備の維持保全計画を作成しなければならない。
3.住宅の居室で地階に設けるものは、政令で定める衛生的に必要な技術的基準に適合するものとし、壁及び床に防湿措置を施さなければならない。
4.共同住宅の居室には、採光や換気のための窓その他の開口部を一定の基準を満たすように設けなければならない。

【問題47】集会に関する次の記述のうち、建物の区分所有等に関する法律(以下「区分所有法」という。)によれば、誤っているものはどれか。
1.管理者は、少なくとも毎年1回集会を招集しなければならない。
2.集会の招集通知は、会日より少なくとも5日前に、会議の目的たる事項を示して、各区分所有者に発信しなければならない。
3.集会の議事録には、議長及び集会に出席した区分所有者の2名が署名押印しなければならない。
4.区分所有者全員の同意があるときは、招集通知を省略して集会を開催することができる。

【問題48】管理規約に関する次の記述のうち、区分所有法によれば正しいものはどれか。
1.管理規約の効力は、管理組合の構成員である区分所有者には及ぶが、専有部分の占有者には及ばない。
2.管理規約の制定、変更又は廃止は、集会において、区分所有者及び議決権の各過半数以上の多数による決議をもって実施することができる。
3.管理規約の制定、変更又は廃止が、一部の区分所有者の権利に特別の影響を及ぼすべきときは、その一部の区分所有者の承諾を得なければならない。
4.管理規約は、区分所有者から区分所有権を取得した特定承継人に対しては効力が及ばない。

【問題49】共用部分の変更、管理に関する次の記述のうち、区分所有法によれば正しいものはどれか。
1.共用部分の変更 (改良を目的とし、かつ、著しく多額の費用を要しないものを除く。)は、区分所有者及び議決権の各4分の3以上の多数による集会の決議で決するのが原則であるが、共用部分の管理所有者を定めたときは、管理所有者が単独で共用部分の変更をすることができる。
2.共用部分の変更が専有部分の使用に影響を及ぼすべきときは、その影響が僅かな場合であっても、その専有部分の所有者の承諾を得なければならない。
3.一部共用部分に関する管理は、これを共用すべき区分所有者のみで行い、区分所有者全員で行うことはできない。
4.共用部分の管理に関する事項は、共用部分の変更に該当する場合及び規約で別段の定めをしている場合を除き、区分所有者及び議決権の各過半数の集会の決議で決することができる。

【問題50】マンション修繕工事における工事請負契約締結に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.理事会等が施工会社の最終選定を行ったことに対し、そのプロセスを監理し、適切な経緯を経て決定に至ったことについての管理組合の広報活動に対して、“確認者”となることも監理者の役割である。
2.工事請負契約書類の構成内容としては、工事請負契約書、工事請負契約約款、見積り要領書、質疑応答書等である。
3.工事代金の支払いで、中間金を支払う場合は、それまでの工事進捗率を下回る割合に相当する金額に留める契約内容とするよう、監理者として助言が必要である。
4.「民間(旧四会) 連合協定 工事請負契約約款」に規定されている内容は、新築工事、大規模修繕工事を問わず、そのまま適用できるものである。

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